メリット・デメリットを徹底解説!
医師開業と医療モール選びの完全ガイド|開業医のための徹底比較サイト
01 医師開業と医療モール選択の総括
医師開業を検討される先生がたのために、医学論文のように結論を最初に記載します。
結論:
医療モールに向く開業医は極めて限られている
医療モール内で複数の診療を受診する患者は10%もいない
医療モールに、医師や患者が集まる時代は終わった
医師開業を検討する先生方への重要なメッセージ
当サイトは、大手銀行で手腕を磨き、病院経営を数多く手がけ、自らも大手医療系商社で医療モール開発の先鞭をつけた山岸と、医師であり弁護士でもあり、大手の病院グループの副理事長、厚生労働省医務官でありながら、自らも医療モールで開業経験のある山手先生ご協力のもと、これから開業を目指す先生がたへ向けた啓蒙サイトです。
さらには、私どものグループで相談役をなさるとともに、自らもクリニック・病院・美容クリニックを経営するY博士のご協力のもと、先生が自ら遭遇された医療モールでの過酷な経験について、証拠をご提示頂いたうえでお話頂くとともに、これから開業を検討されている若き医師たちへ、誰も教えてくれない開業する前に備えるべき貴重なアドバイスを語って頂きます。
このサイトに辿り着かれた先生がたは、このような貴重なお話を無料で伺えるのですから、是非この機会に多くを学んで頂きたいと思います。
Y博士の実体験のほか、医療モール入居後に待ち受けるとんでもない被害の実態を証言や私どもによる精査の詳細を掲載しております。
私どものサイトは精査・証拠・事実に基づいており、決していかなる方面からの支援も受けず、またどのような非難にも耐えうる内容となっていると自負しております。
「比較サイト」と申しながら、実は医療モール以外の選択肢の大切さや、医療モールを検討する前に、開業を目指す先生がたが考え実行すべきことを詳細に記載しています。
世に存在する多くの「比較サイト」は、比較と言いながら、その実、サイトへの広告収入目的、対象企業からの献金目当てのサイトが多く、さらに悪質なものに至っては、「金を出せ!出さないとボロボロに叩いてやるからな」という恐喝まがいのものが大半です。
従って、よく読むと比較と言いながら、結局、正しい比較評価を全くしていない、いい加減な内容が殆どです。
当サイトは、これから述べる企業からは完全に独立しています。むしろ、歯に物着せぬ真実のみを、実例を挙げて語りますので、悪質な企業から損害賠償などの攻撃を受けないように海外サーバーを経由して配信しています。
開業医が医療モールを避けるべき理由
ご多忙な先生がたのために、結論から申し上げますと、医療モールはお薦めできるものではありません。
それは、多くの医師が、開業をあまりに安易に考えすぎていることに対しての警鐘をこめての表現です。
まじめな医療モールに入居し、他の入居医療機関が優秀であれば、シナジー効果を望めますが、多くの場合、そうではありません。
私どものグループで相談役をなさっているY博士は後述『9.超繁盛クリニックを経営するY博士が語る「絶対!避けるべき悪質医療モール」とは?』でお話頂きますように、医師としても輝かしい経歴を持つだけでなく、遠方よりも多くの患者が集まる、いわゆる『大繁盛クリニック』を経営されていますが、その先生の経営歴のなかで「唯一の失敗が医療モール入居」だったとのことです。
何故、経営の安定しているクリニックでさえ医療モールで失敗したのか?
医療モールで儲かるのは経営母体だけ
この点につきましては、後述致しますが、先生がたはそもそも世の中には何故医療モールが存在するのか?お考えになったことはおありでしょうか?
この答は、賭博場にあります…
世の中に賭博場はどうして存在するのでしょうか?
賭け事が好きな人を儲けさせて幸せにしたいから…でしょうか?
勘のいい先生がたはピンと来たはずです。
有史以来、賭博場は砂の真砂のように数知れませんが、儲かる人はただ一人…
医療モールで儲かるのは、医療モール経営母体(胴元)だけです。
イヤ、そのようなことはない。私の友人は医療モールでしっかり儲けているとおっしゃるかもしれませんが、では、その医師は医療モール以外で開業されたら、どうだったのでしょうか?
医療モールに入居してよかった
医療モールに入居して失敗した
医療モールに入居してこんなトラブルがあった
など、情報をもとめています。
当サイトに仮名にて掲載をさせて頂くことがあります。
下記アドレスまでご連絡をお待ちしております。
info@iryou-mall-hikaku.com尚、ご連絡の際は、医療モール名、貴院名、連絡先がない場合は、虚偽として採用は致しません。
私たち専門家に言わせれば、その医師は医療モールに入居せずとも、成功していたと思います。
極端に言えば、どんなに辺鄙な所で開業しても、半径2キロ以内に2万人以上の人口があれば儲けていたと思われます。
ご参考までに
≪推定患者数予測数式≫
エリア人口×受療率÷(科目別競合医院数+1(=自院))=推定患者数
といわれております。
でも、医療モールに入居すれば他院とのシナジー効果でもっと儲かるはずだと思われるかもしれませんが、優秀な医師はどこで開業しても儲けることができます。
しかし、この場合の優秀な医師とは、医療技術が優れる医師とは全く別物です。
外科医などでスキルを要求される分野は別ですが、開業医に「神の手」は全く不要です。
この点を多くの医師は勘違いしていると言えましょう。
開業のために使用するテナントは、わずか30~40坪、オペ室もありません。
開業のために選ばれたその場所に先生が磨いてきた医療技術の発揮する場所はどこにもないのです。
医師開業で成功するために必要な資質
結論:開業して儲けるには、ひと当たりの良さ、愛想の良さ、患者さまへの愛情が深く、損得勘定がうまいこと
最終章でご登場いただくY博士は、慶應義塾大学大学院出身、慶應義塾大学では准教授まで勤められましたが、お人柄は腰の低い大変優しい、穏やかな方です。
医師としてどんなに優秀でも、患者様に対しては上から目線、おしつけがましく、病に悩む患者様の病に苦しむこころを顧みず冷たい言葉を投げかける・・・こんな医師のもとには二度と患者さまは来ないでしょう。
既に都市部では医師は過剰です。
こういう先生は、限界集落で開業すべきです。それも経営不振を補填してくれる公的補助のある村で。
山手先生を含め、私たちの相談役のY博士は、腰が低く、患者さまを家族のように大切になさっています。
結論:患者様があなた(医師)を食べさせてくださっていることを忘れないこと!
「お医者さま」でいられるのは、大病院勤務の時までです。最近は、それでもダメ医師に対しては医事課に苦情が殺到します。
既に、結論が出ましたね。
患者さまに慕われたことがない医師は、開業は避けるべきです。それこそ博打です。
後述しますが、「医療モールの落とし穴」にまんまとはめられた医師を待つのは、多額の負債のみです。
結論:医療モール入居で、医師は目に見えない負債を抱えることがある
全国の医療機関から受ける相談として、最近多い事例が、小規模開業医の大規模負債です。
実際に経験した事例では、医療モールで50坪の開業エリアに、なんとMRIを入れて、開業時負債が4億円‼
これを聞いた先生がたは「馬鹿な医師だな」と思うかもしれませんが、そうお思いになる医師は、まだマシです。
医師という生き物は、その生態=己のスキルを活かしたい、高度な医療を提供したいとの思いから、ついオモチャ=高額医療機器を商社の甘言に乗せられてリース契約してしまうのです。
そこに第4章でお話する医療モール経営母体が土地所有者、サブリース会社、医療機器販売会社、リース会社、金融機関などとタッグを組んで揉み手で待ち構えています。
医療モール運営企業の収益構造
医療モールの『儲かる仕組み』とは?
医療モールを運営する企業は、入居医師から
- 賃料で儲ける
- 医療機関が発行する処方箋で儲ける
- 医療機器リースで儲ける(親切ごかしに最新の高額医療機器を薦め、金利手数料で儲ける)
- 開業資金提供で儲ける(関連するまたは自社の融資先を紹介し金利手数料で儲ける)
医療モールは損得勘定でしか動きません。
どう転んでも胴元(医療モール)は損をしない仕組みになっています。
結論:医師は経営の素人。中卒のチンピラにでも騙されます
人は夢を見、夢を追うものです。
特に先生がたのように、子供の時から金銭的にも、愛情でも恵まれ、挫折や人に虐められたこともない人種は、「世の中は、自分の味方。自分は成功したことしかないから、これからも順風満帆のはず。自分のような善人、余に役立つ人間をだます人は居ない。みな協力してくれるもの」と信じて疑わないのです。
先生がたよりも、中卒で簿記3級の人のほうが、世渡りはうまいのです。
でも、これだけお話しても、優秀で名医であった先生がたは、こう呟きます。「私の力を世に役立てたい。そのために高度な医療機器が必要だ」と。
今、先生の傍らでは、医療機器メーカーの担当者が、揉み手をして「御意でござりまするッ!」と、赤い舌を出していることでしょう。
結論:開業時に高いおもちゃ(最新高額医療機器)は買っちゃダメ!
実は、医療モールの落とし穴もここにあります。
では、これから医療モールの世界をご案内いたしましょう。
